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Wifeおしゃべり会報告 親子関係の困難さにどう向き合うか

2022.10.22

投稿誌Wife 親子関係の不可解さについて

10月15日、困難な親子関係の終焉の姿について著書をまとめられた橘さつきさんを囲んで、オンラインおしゃべり会を開催しました。
橘さんは困難な親子関係に苦しむ当事者でもあるのですが、Wifeにも親子関係の悩みを綴られた作品が幾度となく掲載されてきています。
そんなメンバーのおしゃべり会は大変深いものになりました。
以下参加者の感想を紹介します。

★Aさん:心に残った言葉のメモから
・家族愛に悩んでいる人は沢山いて、親を亡くしても傷は続く
・子供にとって、自分がマイナスだったら距離をおこうと思う
自分の人生を生き抜くことは子孝行
・伝統というものは、その時代に挑まないと繋がっていかない
・葬儀などの伝統を守りたいという人がいるが、変えていかないと
この歳になったから、共感できるような気がした時間です。

★Mさん:年代による考え方の差という視点
私は(子供との関係を拗らせる親に)「80代の女性という特徴があるのではないか」という視点に、ちょっと世界が変わった感じしました。
前編集長が70代、そしてこの集まりの参加者は60代周辺でしたよね、多分。
それぞれの世代(社会情勢、当時の常識)の特徴・傾向があるかもです。
例えば嫁姑的な付き合いは「距離感」とか、私の周辺では合言葉のように皆言ってるもんなあ、とか思いました。

★管理者の感想:親は100%子供が可愛い、って幻想だ
親ガチャ、って本当だ。経済面だけでなく、愛情とか相性とか、性格とか。
そういうものなのだ。
だからそういう親にあたった時には、一般的な家族愛の姿なんて無理なんよね。
今までの社会はそういうものが表に出ないように取り繕っていたんだろうな。
誰かが我慢していた。
我慢することが悪いっていうんじゃなくて、それは個人の選択で、
我慢できない人はやめればいいだけの話なんだ。
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人と人の関係性って、不可解で複雑なものだということが、今回も身に染みました。
このおしゃべり会報告はWife402号にも掲載されます。
誰にでも当てはまる「親子関係の問題」。
今回の報告を読んで書くことで、またさらに深い作品が集まりそうな気がします(^ ^)