「紙」にこだわる「投稿誌Wife」
2021.05.24
今の人は孤立する力、長い留保に耐える力がいささか足りないのではないかと思います。
(「日本習合論」内田樹 著:ミシマ社)
「少数派であっても平気」という気構えを持つ人が、これからの世界、実は必要になる、とも、この本には書かれてます。
少し希望を持ちました。
あくまで紙にこだわる「投稿誌Wife」は、まさに少数派。
SNS全盛の世の中、その存在意義をどこまで主張できるのか。
ちょっと気弱になることもあります。
でも「紙で出版する雑誌」だから表現できること。
やはり、あると思います。
フィルムカメラ「写ルンです」がまた売れてるみたいです。
「失敗してもやり直せないから、
一度のシャッターを、
とても大切に思う感覚も、
すべて撮り切るまで写真を見られないじれったさも、
その時の心まで映すような、
フィルムだけのアナログな仕上がり」
このフレーズが、書いて、投稿して、そして送られてきたWife、冊子のページを開くときの気持ちに重なリます。
自分の気持ち、ホンネを書ききるのはとても難しい。
投稿者の一人である管理人も感じています。
でも、締め切り前に、悩んで呻いて写し取った文字は、迷いも含めてそのときの自分。
1ヶ月半後に届いた冊子で、活字になった自分自身を眺めることで、1歩、前に進める。
投稿誌Wifeにはそんな力があります。
包容力の大きな、頼れる編集長に感謝して、
また投稿いたしましょう。
次号締め切りは6月17日(木)です。
付記:
本の後ろの写真はナメクジウオ。
人類など脊椎動物の祖先ピカイアが5億4千万年前からその姿を変えずに生き残ってきたものです。
Wifeも見習いたい…😁
Wifeは、会員なら誰でも何でも書ける会員制の投稿誌です。
年会費は4320円【税込】。
一度読んでみたい方は1冊でも販売しています。
興味を持たれた方はお気軽にinfo@wife.co.jpまでご連絡ください☺️