書くことでつながる女性たちの広場

残念ながら、まだ全然時代遅れになってない

テレビ朝日の報道ステーションがやらかしてしまった。
「ジェンダー平等をかかげるのは時代遅れ」報道ステーションの女性蔑視CMがネットで炎上
会社から帰ってきた若い女性が画面に向かって喋りかける。
「会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごいかわいくって。どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」。続けて「化粧水買っちゃったの。もうすっごいいいやつ。それにしても消費税高くなったよね。国の借金って減ってないよね?」と語る。

・会社の女性の先輩は子供を産んでも働き続けている。
・この女性社員は高い化粧水が買えるくらいは稼いでいる。仕事はそこそこやって、政治、経済も勉強している。
このCMはこんなシチュエーションかな。CM製作者側には世の中は「女性は社会に出て、子供を産んでも働いている。女性活躍、もう十分じゃないか」ってな感じに見えてるのかもしれない。
そりゃあ50年前に比べたらジェンダー平等は少しは進んでいる。でも性による差別は形を変えて社会に根深く残っている。
会社の先輩は育児があるからとダンナの昇進のために自分のキャリアを諦めているのかもしれないし、元気よく働いてるこの女性も実は非正規雇用かもしれない。

先日のzoom雑談会で394号「ある派遣社員の話」が話題になった。出席者の一人が、自分の職場にも優秀なのに正規の職員にならず、ずっと非正規で働き続ける女性がいる。もったいないと思う、と話した。それに対してまだまだ世の中には「女性だから非正規でもいいんじゃないか」「あなたはそこでいいでしょ」という空気がある。そういうのがあると知らず知らずのうちに本人も「このままでいいかな」と思い込んじゃうのではないか、という話になった。
「女性だから出世なんかしなくてもいいでしょ」「子育てがあるから仕事は補助的なものでいいでしょ」的な周囲の空気に争って、がむしゃら頑張って非正規からで抜け出すって大変なことだ。男の人より何倍も我慢して女性が少し陽の当たる場所に出られるようになったからって、それをジェンダー平等な時代って言うのか? もしかしたら「自分は女性なんだから仕方ない」「私はこれで十分」と思っている若い女性もいるかもしれないけれど、それは本当の自分の気持ちだろうか。周りの空気に押されてるだけじゃないのか? 本当にそれで30年後も後悔しないのかな?
マスコミの方々はまだまだこんな状況だということをよーく認識して、くれぐれも女性の頭を押さえつけるような真似をしないよう、気をつけていただきたいものです。

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